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神様。仏様。大モト様。

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『様』を語る前に猫おんなの悩みから聞いてくださいませ。
遡れば、そう、日本から帰ってきてから暇さえ在れば行方について悩んでいる。

行方である。行く方向。
とは言っても、解釈は様々。

今日の壱日の行方。
今週の週末の行方。
恋愛関係、友達関係、家族関係の行方。
夢の行方、将来の行方、人生の行方。

猫おんなの悩みはもちろんこれらに属するのだが、
文字通りの『行方』に悩み、這いずり回っている。

1、カナダに残って仕事を探索。
2、日本に帰って新卒就職。

二者択一。
50/50。
○×選択
True or False.

この選択がこんなに難しいことが今まで在っただろうか、あたしの人生で。

いや、無い。
以前は『これだ!』があった。
それに向かって勇ましく猪の如く突進するのが取り柄だったのだ。

今回は驚愕の何方付かず。優柔不断炸裂。
たしかに、レストランで食べたい物が選べない決断力の弱さは認めるが。

何故だろうか。

こっちも良さそう、あっちも良さそうと考える心はまさに買い物中のあたし。

どっちの『行方』にも利点もあれば汚点もある。
その天秤は振れに振れて、もはや故障寸前である。

日本。生まれた国。育った国。染み付いた文化、習慣。
友達も、家族もいる。
世界から見れば、日本は正に先進国。すべてにおいて。何不自由無かろう。
そんな国で働ける可能性があるのにそれを蹴ったら罰当たり。

ま、罰当たりは誇張しすぎだが。実際そうである。

カナダ。学んだ国。人のやさしさに心打たれた国。自然の美、よりも脅威に触れた国。
新しい友達。相棒。娘&息子。
カナダは経済大国!では無いだろうけど、バランスが取れた国に見える。
経済、政治、人種、宗教。アメリカよりも寛容にすべてを受け入れてくれるように思える。

と、お互いの良さを挙げたら切りが無い。

就職の面でもまさに同様である。

日本はまさに就職活動と呼ばれるものが在るため、流れに乗りやすい(ように思う)。
不満言えば、あのリクルートスーツといい、髪の黒さといい、
まさにコンビニのおにぎり人間だろうか。
さらに追い打ちのように筆記試験やら、先の見えない面接とか。
話方や入退室のマナーとか。受験だ。

怖い。

逆にカナダはスローなお国柄により卒業してから就活したって決して手遅れではない。
それ以前に就活なるものは無いに等しい。
皆勝手にやる。個人作業。周りの状況は皆無。
新卒有利やら年齢制限やらも無く。。
ちなみに履歴書に年齢欄は無い。実力勝負。

日本とは違う怖さがある。

『日本なら英語が有利だし、言語の壁は無い。給料も良い(らしい。)』
『カナダなら上司に怒鳴られたりしない(だろう。)実力主義も魅力だ。オープンな気質が魅力だ。』

はて。本当に自分は行方について悩んでいるのだろうか。
いや、違う。損得だ。

と、さっき蕎麦を食いつつ考えた。

何をやりたいのかの前に、どっちが良いかにいつの間にか傾いてることに気づいた。

かなり初歩的なことに自分でも驚くしか無い。
中身なしに何も始まら無いのと同様だ。

無からは塵は出てこない。

そう、最近自分の英語が気に食わない。
学べば学ぶほど気づく、発音、文法の山の様なミス。
なんか会話もぎこちない。

昔はもっと上手に話してたはずである。

は。

またである。

会話のモト。話したいことの前に完璧な英語への形ばかり気にしてたのだ。

そう、英語も行方も同じ沼で足止め食っていたようだ。
先に行こうと思えば思うほどに、些細なだが重要なをモト蔑ろにしていたのだ。

行方探りには胸を張って進むにはモトがいる。それも自分を幸せにするモトである。

きっとそれは人それぞれかもしれない。
でも、結果を求めるにはそれなりのモトが必要なことは共通するだろう。

留学を決意したのもそうだった。モトは『世界に出てみたい』、『学んでみたい』のモトがあった。留学すれば損とか得とかでは全くなかった。

いろんな決断のモトがあっても、大モトはひとつだけである。

自分を幸福にするための大モト様。
大モト様なしに突っ走れる行方は無いのである。

猫おんなの今日の収穫、『大モト様』。

by catgalA | 2008-06-11 09:45 | 今日の収穫。

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